街道 | 月見書店日記(仮)

街道

いろいろと流行のメインストリームに乗り遅れてる感がある今日この頃。
こんばんは、tukimiです。マリみてはじめました(遅い)

そんなわけで今更ながら、今野緒雪先生の「マリア様がみてる」シリーズを読み始めておりますtukimiですが、我ながらブームというか世の流れに乗るのが遅いなあと。「もう遅せーよ!」ていうころくらいに、俺はようやくいろんなものにはまりはじめるんですね。ピンキーとかびんちょうタンとか、初期の突発的ブームをスルーして世間が微妙に落ち着いたころにはまり出してるのがそのいい例ですし。思い起こせばエヴァの時もハマッた次の月くらいには劇場版で完結してたくらいですし、人生のうち半分は「乗り遅れ」てんじゃないかと不安になります。

しかしまあ今回のドラクエに関してはきちんと流れに乗れたかなあと思ってましたが、実際それによってかなり日常生活に支障をきたしてしまった感は否めません。そんなわけであれだ。やっぱ自分のペースでマッタリはまるのが一番だってことですな(言い訳)これからはじっくりとピンキーやマリみてにはまっていきたい所存。


で話を戻して「マリみて」ですが、これかなりイイですな。やっぱ某所でfukazawa氏が猛烈にプッシュしてただけのことはあります。「どーせ一過性のブームだろ」とかタカをくくっていた去年の自分が恨めしい。ギー。


各巻ごとに様々な登場人物を掘り下げていく一方で、祐巳と祥子との関係も少しずつ丁寧に描いていく作者のバランス感覚が秀逸です。決して急ぐことなく、だが着実に深まっていく二人の関係。他方で、二人を囲む山百合会の姉妹たちの関係も描くことで、「様々な連環のあり方」がきちんと提示され、祐巳と祥子の二人の関係は「物語の大黒柱」であっても「一本柱」でない様に相対化されます。こうした絶妙のバランスの中だからこそ、キャラがそれぞれ生き生きと動けているんだなあと思いました。


個人的には紅薔薇さまが一押しなのですが、完璧に白と黄に食われている感もあり残念。紅薔薇さまと祥子との関係をメインに描いた短編があることを期待しつつ、「ヴァレンタイン」を読み始めるtukimiでした。